今回はキャリエイブルを通じて転職を経験された方からのご意見やアドバイスを掲載します。
転職という一大イベントを経験された方の楽しみや苦労を発信し、みなさまの『想い』をつなぎます。
30代前半 男性
【失敗を防ぐ転職活動のコツ】
恐らく転職失敗の大半は自己都合(組織に期待しすぎた、自身のスキルに乖離があった等)であると考えています。組織に対する期待値を上げすぎず、自己の目標達成(将来価値)の為、ある程度組織に順応することを前提として転職or入社をすることが大切かと考えます。
【転職活動で学んだこと】
大学院卒(国内)後、国内大企業でキャリアをスタートした私にとって、社外の第一線で活躍するビジネスパーソンと正対してディスカッションする機会は皆無でした。転職活動での面接自体が、仕事観や自身のキャリア構成にとって非常に良い刺激となりました。転職活動は自身の仮説や自分のブランドを、他社にぶつける場でもあり一種の営業活動であると考えていました。それはつまり自身の仮説に対する誤りや、手法、仕事への姿勢等を修正するヒントをもらう場でもありました。ご縁がなかった組織においても様々な示唆をタダで享受できる良い機会であると考えます。
【転職エージェントの選び方、転職エージェントの活用の仕方】
エージェントは2種(1.汎用的なエージェント2.業界特化型のエージェント)にカテゴライズされると考えており、その使い分けが非常に大切であると考えています。私の場合、自身の望むキャリアを決めていたこともあり、初期の段階から業界に特化したエージェントを選別しておりました。一般に業界特化を名乗るエージェントは多数いるため、彼らの見極めが必要です。私は頼るべきエージェントの見極め、目指す業種・業界をクリアにすることを目的として4名以上のエージェントを利用しておりました。業界特化型エージェントの中でも、更に得意・不得意分野があり、彼らの得意をうまく享受することが大切であると考えます。勿論誰でも持っているような求人を最初に出してくる方々はあまり信頼しませんでした(ある程度のエージェントであれば、自身の持つ求人を出した時どのような印象を抱くか想定できるはずです)。
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例)
エージェントAからXX会社に関する情報を受領後、エージェントBにXX会社に関する裏取りをする(自身のアプライレベル等)。このようなコミュニケーションを取ることによって組織に対する情報を多角的に仕入れ、何ができそうかをクリアにしていく一方、信頼できるエージェントを絞ることも可能です。
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以上のように目指すキャリアについて、エージェントを使い多方面からアプローチすることで自身の仮説を確信に近づけ、不足を埋めることに気づいたりすることができると考えています。