私が人材紹介にキャリアチェンジしてから、ずっと大事にしてきた考えの一つが、「正しい判断よりも実行しやりぬく力」です。
なぜ、そう思ったのか、理由を説明します。
私は「正しい判断を下す力」よりも、「実行し、最後までやりぬく力」の方が大切だと考えています。
なぜなら、私が人材紹介というキャリアを選んだ過程そのものが、その考えを裏付けているからです。
人材紹介の仕事では、候補者と企業の双方にとって最適なマッチングを考える必要があります。しかし、すべてを事前に見極めることはできません。
いくら綿密に調べても、人や企業の将来を100%正確に判断することは不可能です。むしろ重要なのは、面談や提案といった行動を通して関係を築き、状況が変われば柔軟に修正しながらやりぬく姿勢です。
また、実際に行動してみることでしか得られない学びがあります。求人票や経歴書の情報だけでは分からなかった候補者の強みが、直接会話する中で浮かび上がることがあります。その気づきを次の提案に活かすことで、より良い成果が生まれていくのです。
私はこの仕事を通して、正しい判断にこだわりすぎて足を止めるよりも、まず動き、続け、改善していくことの方が成果につながると実感しました。だからこそ、私は実行力とやりぬく力を自分のキャリアの軸として大切にしています。